へちま (その2) [へちま]
私が小さい頃、アチコチで作られていた「へちま」だが、最近は、殆ど作られていない。
「それなら、」と云う事で、一昨日。
元工場長の高橋さん宅へ出向き、「へちまを栽培して欲しい。」と頼みに行った。
「そうかー。そんなら作ろうか!!」との返事を貰い、
「いっぱいヘチマを作りたいから、他の家にも声を書けてやぁー。
そしたら、地域の農業にも貢献出来るなぁー。」と、構想はどんどん膨らむ。
今のところは、まだまだ企業秘密であるが、『まあー、日記を見ている方はみんな友達やから、大丈夫!!』である。
ヘチマ枕には2種類あって、
一つは夏用の涼しい「ヘチマ&麻入り」で、もう一つは肌に優しい「ヘチマ&もめん綿入り」。
姉妹品には、「ヘチマ抱き枕」もある。
きちんとした企画書も、ほぼ仕上がった。
うん、楽しみ。。
へちま、へちま、へちま [へちま]
『どんなん?』とワクワクしながらである。
目に飛び込んできたのは、へちま山一面に広がった黄色い花。
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へちまの蔓(つる)は、枠を伝って登るから、山みたいになる。
苗代用の枠を利用して、2山が出来た。
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中に入れば、この通り、へちまがブラブラ。
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なにも、へちま顔比べをしている訳でもないが、高橋さんと私のどちらに軍配かな?
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どうよ、立派なへちまでしょう!!
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話しは逸れるけど、腰にぶら下げているのは、煙草入れ。
能の衣裳のハギレで作って貰った。
採れたヘチマをタワシに加工するには、こんな風なんだ。
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バケツに入れて腐らし、繊維質だけを残し、種を出す。
この気の遠くなる作業を経て、ようやく私の目指す天然のクッション材が出来上がる。
これが、へちまの花。
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なにぶん撮影が午後だった為、少ししぼんでいたが、朝は満開とのこと。
何かに似ていると思わない? へちまの方じゃなくって、花が、、だよ。
高橋さんに教えて貰ったんだけど、織田信長の紋なんだとか。
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そこで、こんな風に撮影してみた。
<img src=http://www.watase.co.jp/cgi/view6/viewdata/270.jpg>
はい、本能寺のイメージです。
しかし、
信長死すとも、近代は死せず
狸は死んで皮を残し、へちまは枯れてタワシを残す。
と言う事で、来年には、へちま製品を創り上げる。
糸瓜(へちま)のある風景(その2) [へちま]
さて、この糸瓜のある風景を根付かせる為には、産業化する必要がある。
⇒<font size=5 color=blue>農商工連携</font>
糸瓜作りを、趣味としてではなく、産業として成り立たせる為の仕組み作りにチャレンジしたい。
たやすく利益は見込めないだろうが、損さえ出なければ善しとしよう。
⇒ 製品化
(1)糸瓜のタワシ部分をクッション材として利用する。
例えば、枕のクッション材であるが、殆どが石油素材(鉱物繊維)である。
(2)湖東の地場産業であるところの「麻」とのコラボで、へちま麻枕、抱き枕として売り出す。
(3)浴用のタワシ 糸瓜で洗えば肌が黒ずまない。 試験する必要あり。
(4)飲用としてのヘチマ水 これも検査の必要あり。(この為にも無農薬栽培)
(5)へちま水を使った化粧水の開発 ⇒ へちま博士と連携
流れで言うと、
先ずは「農業」としての糸瓜栽培とタワシへの加工
次に「工業」として、製品化(クッション材と糸瓜水)
最終は「商業」、その製品の販売
この3つを実現すれば、安土の美しい風情の創出に繋がり、環境に優しい来るべき時代への一つのモデルにもなろう。
農業とは初めての関わりになるが、気を長く取り組みたいと思っている。
糸瓜(へちま)のある風景(その1) [へちま]
今の私にとって、糸瓜が、その一つである。
高橋さんにお願いした糸瓜ハウスを訪問し、色んなものを目にした。
帰ってからも、そのイメージはどんどんと膨らみ、明快な言葉になる。
情景であっても言葉であっても、良いものは次なるイメージを生み、生きる意欲さえも掻き立てる。
今日は、そんな言葉を書いてみよう。
<font size=5 color=blue>へちまのある風景</font>
昔は、何処の家でも軒先に糸瓜を植えていたものだ。
5月から6月上旬に種を植え、梅雨時期には蔓が伸びる。
強い夏の日差しを受ける頃には、糸瓜が覆い繁り日除けとなる。
⇒ 今、流行りの<font size=4 color=blue>グリーンカーテン</font>だ。
産物は、<font size=4 color=blue>ヘチマタワシとへちま水</font>
へちま水は、飲用と化粧水に利用されていた。
正岡子規と糸瓜(子規の辞世3句)
糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
痰一斗糸瓜の水も間に合わず
をとヽひのへちまの水も取らざりき
織田信長と糸瓜
信長の家紋は糸瓜の花 ⇒ 安土に縁が深い
<img src=http://www.oyakatasama.com/oda/img/kamon/mokkou_b.gif>
糸瓜は水に漬け、乾燥させ、種を取り出し、タワシに利用された。
食器や鍋をヘチマタワシで洗えば、洗剤が要らないと言う話も聞いた。
へちま栽培について。
豊かな近江の土と清らかな湧水で、無農薬栽培をする。
<img src=http://pds.exblog.jp/pds/1/200608/31/07/e0093407_1052245.jpg>
この川は、黄土(おとんど)。おばさんたちの会話場所。
小さい頃から、一度も水が枯れた事がなく、湧水が豊富。
その温度はいつも12度だから、夏は冷たく、冬には温かい。
昔は、たえず幾人ものおばさんが居て、この川岸に並んで、米をといだり、お茶碗や野菜を洗ったり、洗濯板を使って、衣類の洗濯をしていたものだ。当然、上と下があって、飲み水は上で洗濯は下と、使い分けていた。
(下へ続く)
2011-08-22 [へちま]
この頃の私は、毎日の様に「へちま畑」を見に行っている。
「毎日、そんなに変化するの?」と聞かれるが、「変化する!!」のだ。
へちまなんか、日に日に大きくなるし、ツルだってグングンとと伸びる。
写真は、へちま畑で、ご覧の様にツルが育って、まるでジャングル状態。
放置しておけば、通り道がなくなるので、毎日の様にツルを棚に上げてやったりと、農家さんは世話に忙しい。
良く成長する様は、雨後の竹の子に喩えられたりするが、ひょっとして、へちまはソレ以上かも知れない。
へちまが新聞記事に。 [へちま]
朝、酒元の息子から電話。
「新聞、見たかぁー? 見て見ぃー、指名手配犯の写真が、ごっつう大きく載っとるでぇー。」と、教えられた。
中日新聞・滋賀版のトップに、写真入りで大きく紹介されていた。
タイトルは、「ヘチマで農業活性化」
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20111014/CK2011101402000125.html
へちまで、「となりの人間国宝さん」に。 [へちま]
乾燥へちまは、なかなかに難しい。 [へちま]
年末の20日に、乾燥へちまの出来具合が、どうも変だと言う事で、北村農学博士の指導を受けたところ、「これは、病気と違いますかねー。」指摘された。
へちまの症状は、
① 色が黒い
② 水に漬ければ、繊維が溶けてしまう。
③ 溶けずに乾燥へちまになったものの、弾性に乏しく、指で押さえればもろくて、粉々になる。
へちまの苗植え [へちま]
へちまのミッション [へちま]
先日、へちま畑の写真をアップしたから、角田さんも、見に来ていた。
左から、角田さん(ただいま下豊浦地区でへちま栽培中)、その息子、そして辻康男さん。
栽培には、情報の共有が大事である。
緑のトンネル「安土信長へちま」 [へちま]
本来なら、日差しの全てが遮られるほどに、へちまの葉っぱで覆い尽くされる筈なのだが、定植が一か月強、遅くなった為に、残念ながら『トンネル内はとっても涼しい』と言うには、もう少し時間を要する。
へちまの品種は、「太長へちま」で、「安土信長へちま」なる商標を取得する予定だ。
トンネル(棚)の長さは、66メールが3本で、順次、歩けば200メール。
「ひょっとして、日本一のへちまのトンネルかも?」と、少し自慢。
富山県射水市へ研修 [へちま]
2013 ギフトショー春に参加して。 [へちま]
2月6日から8日までのギフトショーに「快眠へちまラファス」を出展した。
出展店舗は過去最高の2,400を数えたらしい。
私としては、『果たして、反応はどうなんだろう?』と思いながらの出店で、
実は、余り期待しないで臨んだ訳で、その分、夏に向けての販売先の準備は一応の目途を付けて置いた。
そう、期待が大きいと、落胆が大きいからである。
とは言いつつも、人間だから、やっぱり期待もしてしまい、その辺の兼ね合いは、難しい。
なにせ、
ギフトショーには、出展代金の他に、会場飾りつけ代金、パンフレット代金、交通宿泊費等で、200万円が掛かっている。
さて、「首尾は如何に?」だが、私の予想を遥かに超えて、大成功であった。
本来ならば、大いに喜ぶべきところなのだが、次々と大口バイヤーさんの対応で、疲れも相当である。
へちまクラブを広げる [へちま]
ギフトショーが終わり、販売先さんとの面談も大事であるが、昨日と今日の2日は、農家さんと面談した。
販売も製造も、もちろん大事な仕事であるのだが、原料のヘチマ栽培も不可欠なのだ。
昨日は、県内の日野町の農家さんで、今日は東近江市愛東町の農家さん。
目的は、「へちまクラブ」への勧誘。
なにせ、3月に目出し、4月に定植だから、もう急がねばならない。
今年は、安土町内の農家さんだけでなくて、町外の農家さんにも、県外の農家さんにも、呼びかけている。
へちま農家の募集 [へちま]
写真の場所は、米原市夫馬(ぶま)町の公民館。
今日の「へちま農家募集の説明会」は、
先日、甲賀市で開かれた「農商工連携の説明会」(滋賀県商工連合会主催)でお出会いした藤田氏の取り計らいで実現した。
『果たして、どれくらいの農家さんが参加されるのだろうか?』と心配していたところ、16名に参加して頂いた。
信長まつり [へちま]
忙しい時ほど、色々と重なるものらしい。
この頃の私は、ラファス(へちま)に、ジャケット、
更に今日から3日間の店内催事に加えて、明後日の日曜日は、「信長まつり」。
店内催事の予算は、3日間で1千万円。
初日の出足は好調で、関係者全員、ほっとしている。
そんな訳で、明日の「信長まつり」の準備に付いては、申し訳ないが欠席する。
高島商工会 経営道場の資料。 [へちま]
今夜は、高島商工会で講演する。
主題は、私が只今進めているラファスの「農商工連携」に付いてであるが、話す内容を広げてたい。
と云うのは、これまで私は、36年間に渡り、中小企業の社長をしているが、悩みや苦労が絶えない。
特に、平成になってからは、中小企業の道は、イバラであった。
私の場合、苦労していたとしても、それを一切、顔に出さずに涼しい顔をしている性質だから、私が、「苦労した」、なんて言っても、友人の殆どに信じて貰えないが、それはしょうがない。
安土経済塾では、同じ悩みを共有し、めげずに前身する経営者の育成を目指して、3年間、41回の講座を持ったが、今日は、その出前と言う事で、簡単な資料を作った。 以下である。
へちま枕ラファスで「トレたま」出演 [へちま]
東京ビックサイト・春のギフトショー2014 [へちま]
2月5日から7日のギフトショーに出展後、丸一週間経過した。
今回のギフトショーでは、心身共に疲れ果てた。
泣き言なんぞは、死んでも言わない筈の私なのだが、『あぁー、もう嫌!!』が、ついつい口に出た。
市場の反応が悪い訳でもなく、予想以上に良かったのであるが、心身共にダウンしたい衝動に駆られたのだ。