緑のトンネル「安土信長へちま」 [へちま]
本来なら、日差しの全てが遮られるほどに、へちまの葉っぱで覆い尽くされる筈なのだが、定植が一か月強、遅くなった為に、残念ながら『トンネル内はとっても涼しい』と言うには、もう少し時間を要する。
へちまの品種は、「太長へちま」で、「安土信長へちま」なる商標を取得する予定だ。
トンネル(棚)の長さは、66メールが3本で、順次、歩けば200メール。
「ひょっとして、日本一のへちまのトンネルかも?」と、少し自慢。
未だ、少し小さ目であるが、これから日毎に育つ。
だから、大人でもゆっくり通れる。
棚と棚の間には、 地植え(地這え)にて、同じく「へちま」を植えてある。
棚で栽培した場合と、地植えで栽培した場合の、収穫量の差異を見極める為だ。
さて、左の写真は、名古屋市農業センターのへちまのトンネルである。
長さこそ、10メール程度と短いが、幅は、弊社が3メールに対して、ここはほぼ倍の6メートル近い。
8月初旬には、へちまが収穫できる程に、見事に育っていた。
吉川技官に尋ねたところ、種まきが4月3日、苗の定植が5月2日と、安土と比べると、2か月も、早い。
「5月初めの定植は、少し早いかも知れませんが、5月中には、定植を終わらせたい、ですね。」と教わる。
確かに、へちま栽培の本にも、「スタートが肝心」と、書かれてあった。
技官に依ると、シルバーは、日光の照り返しを防ぎ、更には、アブラムシ等の害虫が嫌う色とのこと。
『一般の黒色と比べて、少し高価ですが、シルバーを使っています。」との説明を受けた。
さて、8月30日(木曜日)は、へちま農家さんを連れ、7名で、富山へ研修に行く。
なんでも、30年前から、へちま栽培をされているとのこと。
へちまの用途は、化粧品を造る為の「へちま水」らしい。 実のある研修にしたい。
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