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乾燥へちまは、なかなかに難しい。 [へちま]

年末の20日に、乾燥へちまの出来具合が、どうも変だと言う事で、北村農学博士の指導を受けたところ、「これは、病気と違いますかねー。」指摘された。

へちまの症状は、
① 色が黒い
② 水に漬ければ、繊維が溶けてしまう。 
③ 溶けずに乾燥へちまになったものの、弾性に乏しく、指で押さえればもろくて、粉々になる。

昨年は台風の影響で、30%近くが腐り、更に残ったヘチマの七割から八割方が病気感染の疑いがあるやも、だ。

そこで、今年の6日、北村先生の紹介で、滋賀県農業技術センターの寺本部長(農学博士)を訪問。

早速、へちまを顕微鏡で覗いて貰ったところ、案の定、ウイルス感染していることが判明した。

「へちまは歩留まりが悪い」とは、良く聞くが、まさかこれ程とはと、愕然とする。

原因は、色々と考えられるが、以下の二点が重要。

① 作付け時期が遅いのではないか。

   理想的には、4月から5月に苗を植えるところを、麦後の田んぼの為、6月から7月と、2か月近くずれ込んだ。
   日照時間が長く、梅雨時期に茎が育つところが、ずれ込んだ為に未成熟の可能性が高い。

② 台風の影響

  台風で柵が倒れ、実が腐った以外にも、茎などに傷が出来、そこからウイルスが侵入した可能性が大である。

作付時期の対策

麦後の田んぼを利用する場合と、そうでない場合の2通りに分けて、栽培管理表を作成する。

台風等の風害対策

へちまは、キュウリの栽培と言うよりは、メロンの栽培に近いと考えた方が良い。
風害による実と茎の傷からウイルスの侵入を避ける必要がある。
 = しっかりとした棚が必要条件

資材の安定供給は、へちま枕製造の根本に関わる。
大至急、栽培計画を見直すべし。

 


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