SSブログ

消費税の増税、反対。

いよいよ、増税が真実味を増してきた。

民主党が、自民党&公明党とタッグを組み、それを既得権益のある団体や組織、すなわち、官僚、財界、組合、そこに大手メディアが後押ししているのが、現状の構図だ。

そもそも、政治家は国民を向いている筈なのだが、そんな様子は微塵もない。
国民の多くの不満を尻目に、増税へとまっしぐらだから、なんとも情けない。

原発の再稼働も、同様のこと。
団体からの圧力に、みんな負ける、と言うよりは、これらの場合、自らが媚を売り、尻尾を振っている始末だ。

私は、団体なり組織が一概に悪いとは思わない。
各種団体も、それぞれが社会の一端を担っているのだから、主義なり主張があって良い。

増税に関して言えば、「今、増税しないと、日本の将来は大変な事態になる。」とは、それなりの正論である。
しかし、「現行の制度では、5%では済まないだろう」とか、「優先順位が、違う!!優先順位の採択こそ政治だろう。」等の議論を深めようとはしない。

そんな中、民主党にも反対議員がいる。
彼らは、優先順位の政策論争をしているのだが、マスコミは、こぞって「あの小沢が言う事だから、信用置けない。」「これは単なる政局だ。」などと、まるで筋違いな論法で、矛先を逸すズルい手口を使う。

おまけに、この時期の見計らったかの様に、小沢の離婚訴訟まで持ち出す始末。
これらは、先の大阪市長選挙の際に、「橋本の父親はヤクザだった。」との遣り口が同様、卑劣だ。

新聞の存在自体が悪い訳ではなく、新聞に権威を感じている国民が多いのが、悪い
記者個人は、それなりに懸命で、署名記事は、大いに結構と考えるが、新聞社の組織として考えると、眉唾が多い。
彼ら組織は、組織の都合で、新聞を隠れ蓑にして、さも正論らしき自論を展開することを、見破らなければならない。

新聞社は、他企業と比べて、恵まれている。なにせ、寡占状態で、系列のテレビ局なんぞは、悪名高い許認可の恩恵に浴している。
それは、学生時代の友人で、一般企業と新聞業界に就職した場合の待遇見ても、格差は如実に見て取れる。

官僚の本音は、頭に被る帽子(総理大臣や大臣)は軽い方が、使い勝手が良く、用が済んだら捨てればよい。
その意味では、野田総理は、官僚、特に財務官僚には、ほんに好都合なのだろう。

官僚と一口に言うが、それは一官僚ではなく、各省庁から枝葉の様に伸びた既得権益集団があり、学者やマスコミはと言うと、その枝葉に巣食っている寄生木(やどり木)の様なイメージだと、私は認識している。

私たちが注意しなければならないのは、それぞれの既得権益であり、彼らは、それを守らんが為に、死にもの狂いで、軽い政治家を取り組む。それが年間、億単位の巨額な金であっても、百万単位の金であっても、その多寡に関係なく、組織として、圧力を発揮する。

今回の消費増税は、先の民主党の代表選挙の結果から、一本道だった。
中間派と見られる連中は、選挙の時に財務省に脅され、その結果、野田に投票したのだから、反対は単なるポーズで、大勢に流されるには、容易に推察されよう。

弊社の様な中小企業は、消費税を払えずに倒産、なんて事態も、大いに起こり得る。
これでは、幾ら増税しても、消費税が半分も納まっていないギリシャを笑えなくなる。

財務省が増税なら、経産省は原発再稼働。
国交省がダムや高速道路づくりなら、厚労省の年金問題と、それぞれの省庁に、驚くほどの枝葉が覆い茂り、今や、日本中の大地の養分を吸い取ってしまい、干からび始めている。

それなのに、まだまだ吸い取るとは、どういう神経かと疑ってしまうのだが、いったん枝葉の恩恵に浴したら、毒を食らわば皿まで、なんだろうか。

もともと、民主党は、高校の生徒会やクラブ活動程度の軽さの政治家が、得意げに夢を語り、それを真に受け、信じた国民が投票行動に走り、今回の民主党政権が出来たのだが、その軽さ故に、容易に官僚や団体に取り込まれてしまい、今や自民党の二番煎。
挙句に、自民党と組んで、増税するんだから、言葉も出ない。とんだ茶番劇である。

官僚に被せる帽子は、重ければ重い程に良い。
できれば、孫悟空の金冠みたいに、お釈迦様(国民)の機嫌を損ねたら、締まると最高だろう。

この時代、個性があり、主張があり、存在があって、漬物石みたいに頑固な政治家がいなくなった。
官僚や団体が、「あいつは、やり難い。都合が悪い」と思えば思うほど、良い。

橋本大阪市長に、石原都知事、それにマスコミ、自民、民主、公明が嫌っている小沢元代表、
彼らが、国民の代わりに漬物石になって貰えれば、既得権益団体も、少しは困るだろう、と私は思う。
もちろん、政治は結果が全てだから、成果を検証できてこそ、である。

それにしても、
組織に属さない一般国民の声は、届かない。
仮に、政治家に届いていたとしても、聞いて貰えないのが、今の日本の政治なんだろうと私は思う。

だから、皆は、ますます政治に無関心なる。
この無関心は、組織の声だけに力に与えてしまう結果となり、更なる悪循環を生む。

なぜ今、増税なのか?
本当に原発再稼働は必要なのか?

信頼に足る人間が、真摯に説明して、初めて納得できるのだが、信頼できない政治家ばかり。
これは、大変不幸なことで、こんなことを繰り返していれば、いずれ日本は、とんでもない国になる。

どうすれば、良い・・・・・?

台風に閉じ込められ、久々にブログを書いた。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。