出不精
人には、出歩くのが好きなタイプと苦になるタイプの二通りある。
私の場合、どちらかと言うと、苦にする方で、それを称して出不精と言う。
だから、旅行も好んでは行かない。
しかし、いったん出掛けると、それはそれで、結構、はしゃいでたり、する。
「いったい、どこが出不精やねー。」と、良く思われる。
普段、出掛けるのは、近くで飯を食うとか、せいぜい近くのパチンコ屋程度。
何しているのかと言うと、部屋でぼんやりテレビを見ているテレビっ子。
2年前、レコーダーを買って以来、あれこれ予約録画。
ドラマや落語にドキュメンタリーの他、最近はNHK教育テレビの高校講座を良く見ている。
しかし仕事柄、止む無く行かねばならなぬ時も多々あり、明日から、出張が続く。
明日の金曜日は、京都。
明後日の土曜日は、淡路島。
土曜、日曜には、娘が帰って来て、月曜日は、大阪。
京都の用件は、「みのむしふとん」のベビー
今年から、寝具問屋の京都西川さんで、みのむしふとんのベビーを販売して貰う。
これまでは、みのむしふとんの生産を弊社でしていたが、今回は、生産も任す。
それでは、『何になるの?』だが、1セットに付き、幾らかのロイヤルティー(特許権代)を頂くのだ。
淡路島では、「ふじのたな」さんと言う寝具専門店へ行く。
そこの社長とは仲良しで、弊社が「ふとん打ち直し」の製造を担当し、今回、そのチラシの校正に行く。
月曜日の大阪は、近畿経産局。
農商工連携の「へちま」の案件で、今年度の補助金額の説明会である。
「みのむしふとん」に「ふとん打ち直し」に「へちま」が順に続くが、近々に抱えている案件は、未だ他にも多い。
来月の通販生活「ピカ一事典」では、近江本麻布団が、2ページに渡って掲載して貰えたりと嬉しい話しもあるが、只今、大口販売であるところのジャケットの契約が真っ最中と、悩みも多い。
出不精で、仕事不精の割に、どう云う訳か、あれこれと仕事を思い付く。
それも、仕事だけに留まらず、まちの事にまであれこれ思いつくのだから、困った性分だ。
まぁー、これまで、そうこうして生きてきた私ではあるが、
昔と少し違うのは、60歳を過ぎた頃から、偶に疑問がもたげる。
あれ ? 私って、いったい、いつまで、生きているんだろう?
この前、テレビの高校講座で、太陽の寿命とか、地球の寿命とかを見ていた。
あと、何十億年かしたら、太陽も地球もなくなるらしい。
人って、たとえ明日あたり死ぬとしても、来月、来年の計画を立ててたり、なんだろうなぁ~、と思う。
「それは無意味だろう。」と言われるかも知れないが、
私の場合、さほど結果を重視しないから、無意味とは思わない。
死刑囚が最後の食事に臨み、「健康の為、腹八分目にしておこう。」とする姿は、美しい。
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