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綺羅 、星の如くに (その2) [みのむしふとん]

(上からの続き)

===( それから、寝具業界の現状について説明した。
今や寝具専門店の売り上げが、全体の10%を割った事。
寡占がどんどんと進み、ふとん屋だけでなく、様々な業種が廃業や倒産し、その結果、日本全体が均一化している現状。)===

私の住まいする滋賀県には琵琶湖があります。
もう10年ほど前ですが、琵琶湖ネックレス構想が出されました。これは、琵琶湖を囲む街々をネックレスの様に湖周道路で繋ぐと言う意味です。

でも、どうでしょうか?
果たして、街々を繋いだだけで、ネックレスになるのでしょうか?
今や、何処の街も特色を失い、均一化されているのではないでしょうか。
宝石を繋いで初めてネックレスなのです。
道路整備が進んで、逆に個性が潰れ、街が色褪せていく様を良く目にします。

先程、クラボウの相談役さんが、「未来への責任」をお話されました。
『いったい、私にとっての未来への責任は、何だろうか?』
と考えた次第ですが、一つの言葉を思い描きました。

それは、【綺羅、 星の如くに】であります。
均一な社会ではなく、日本の1億2千万人の人々が、綺羅 星の如くに輝く社会こそを作り上げたいと私は考えます。

私の会社は、とても小さな会社ですが、しかし私はワタセの4代目で、130年に渡って続いています。
ワタセの財産は何か? と言いますと、ふとんを作り、お客様にお届けしてきた130年の歴史であります。

そんな小さな会社ですが、平成10年に厚かましくも【ふとん博物館】を作りました。
小さくても、やはり夢は持つべし、と私は考えています。
それまで一面識もなかった大学教授のもとへ押し掛け、共同研究をお願いしました。世の中は良くしたもので、快くお引き受け頂きました。

この【ふとん博物館】の顧問をお願いしたのが、野田会長さんであります。
平成12年には、「みのむしふとん」を開発しました。この時にも、野田会長より、ここに居られる東急ハンズの役員さんを紹介して頂き、新宿店で披露させて貰える運びとなりました。

野田会長は私にとって、大きく光り輝く星であります。
私もまた、会長の様に光り輝きたいとの夢を持っています。

1億2千万の一人一人の日本人が、綺羅 、星の如くに個性に溢れ、光り輝く、そんな未来に対する責任を果たしたいと願って止みません。

本日のご竣工 おめでとうございます。
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