「おじいちゃん」って、誰のことやねん?!
今日の「安土っ子フェスティバル」も、沢山のボランティアさんで賑わったのであるが、その一つの「将棋・囲碁コーナー」で、子どもの相手をした時のこと。
その子は、将棋の指し方を知らないから、簡単な「ハサミ将棋」をした。
当然ながら、私は手加減をしないものだから、一つのコマも取られずに、圧勝した。
「なんて、大人げない。」ではあるが、容赦しない。
すると、この小学生 「おじいちゃん、強すぎるわー」と、一言。
『えっ? おじいちゃんって、いったい誰のことや?』と、彼の視線を追えば、私だ。
「ガァーン」と、眩暈がするほどの衝撃を受けた。
「おじさん」とか「おっさん」と呼ばれても傷つくのに、「おじいさんとは何事ぞ!!」である。
呼ばれるならば、「お兄さん」が良い。
だから、当然のことながら、「おじいさんって、誰のことやねん。」と、
子ども相手に、少しムキになりながら、問いただした。
この小学生、私の迫力に押されつつも、めげずに私の胸あたりを指さしたではないか。
「うぅーん。」である。
そこで、少し冷静になり、考えてみると、
私くらいの年齢では、もう孫が居る輩も、多い。
だから、この子のおじいさんの年齢も、私くらいなんだろう。
と、ぶつぶつと呟きながら会場を歩いていると、友人の奥さんに出会った。
「なんや?今日は。」と聞けば、「孫が小学生やから。」と答える。
「げぇー」であるが、「そやそや、つい今、おじいさんと呼ばれて、ショックを受けてたんよ。」と、言えば、
「60歳を過ぎれば、もう、おじいちゃん なんよ。」と、諭される。
それでも、「いやいや、おじいさんは無かろうに。」と、未だに抵抗が満杯である。
さて、安土っ子フェスティバル。
2005年に立案して、2006年3月が第一回。
http://morinoshishi.blog.so-net.ne.jp/2006-03-26
それから、もう8年目となる。
当初の3年間は、それなりに気を揉んだが、今ではすっかり定着した。
ルールは、簡単。
① 「地域社会の中の学校」 地域社会の大人が、こぞって子どもを育てる足がかりの場にする。
② 「自由参加」 休日にイベントをし、小学生に出席の義務を課さない。
③ スポンサーは同窓会。 必要な金を出すが、無用な口出しはしない。 etc
通常、お祭りの中心には神さんが居られるものだが、当イベントの神さんは「子供」。
安土小学校の生徒の先生は、安土小学校区の大人の有志。
それでも、今回、大津市からのボランティアさんの参加もあり、感謝。
今日は、これまでで、初めての雨降り。
「あんたの行いが悪かったのか?」と教頭に言ったところ、
「いえいえ、これまでと違うのは、校長先生が変わられたことだけです。」
と言う事で、校長さんの責任とした。(爆)
それにしても、「誰がおじいさんやねん。」と、未だ納得がいかない私である。
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