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いよいよ本麻フトンも大詰め (その1)

毎日、本麻ふとんに掛かりっきりだ。
なにせ、4月掲載だから、もう日が迫っている。
と言うのに、染色の耐光性の関係で色変えの用意も余儀なし、の状態である。

そんな中でも、誌面作りの準備は着々と進む。
明日は、弊社の山岸縫製主任の元に、通販生活の担当者から電話取材がある。それも、30分以上らしいから、かなり突っ込んだ話になると予想される。

私「電話があるから、頼むでぇ。」
山岸「そんなん、私、上手に喋れんよ。」

予め、5項目の質問を頂いたから、
そんな訳で、山岸と一緒に打ち合わせをした。

========以下は、社内資料========

13日 午前11時 通販生活 堀本さんからの取材の件
質問内容は、以下の5つで、それぞれについての回答です。

文章中の私は、山岸。
太字は質問

<font size=4 color=blue>(1) 「最高の麻布団」をつくりたかった理由、想い。</font>

これまで私は、27年、ふとん(座布団を含む)を作ってきました。

正絹では、正絹緞子や綸子のふとんや座布団
麻では、本麻、片麻のふとんに座布団
そして、綿のふとんに座布団です
天然繊維は、合成繊維と違って、手に優しく、毎日触っていても手が荒れません。
そんな製品だから、お客様にも安心してお届けできます。

麻について
麻ふとんですが、昔は、生地が麻で、中綿はモメン綿でした。
それは、今回、使う様なふんわり(長繊維で、しかもクリンプが掛かっている為)した麻ワタがなかったからです。
昔の麻ワタは、麻の落ちワタ(ノイル)でした。
ノイルとは、紡績機械の下に落ちる屑綿のことで、もめんワタの落ちワタと一緒で、繊維が短くて、ホコリみたいなモノです。だから、ふっくらと空気を含まず、生地から吹き出しもします。ですから、ワタセでは、麻の落ちワタは使ったことがありません。

同じ安土に住んでおられる辻文五朗さん(麻の生き字引と呼ばれている方です)が、このふんわりとした麻ワタを開発されました。社長と親しい人で、10年ほど前に作られました。

(下へ続く)
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