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ガラガラポン

忘年会の場合は時期の制約があり、期間が限られるのだが、それに反して新年会は、だらだらといつまでも続いたりする。所属するそれぞれの団体であるが、正月早々は忙しいだろうからと、それなりに色々と気を遣ったりで、2月になっても新年会があったりだ。

さて、先日は、環境生協の副理事長をしている関係で、滋賀県の生協連の新年会で琵琶湖ホテルへ行った。この新年会には、もう何年も出ているから顔見知りが多い。それに、今年は選挙の年とあって、数十人の会合に、なんと6名もの国会議員が出席していた。なんか、国会議員の大安売りみたい、で笑える。

生協関係と言えば、どちらかと言うと革新系の団体である。昔なら社会党で、今は民主党系となる。しかし私の場合、組み合い上がりでもなく、別に右でも左でもどちらでもない。云うなら、どっちでも良いのである。

この会合に、今回は知事が欠席だったが、以前に面白いコトがあった。そろそろ時効だから、書いてみよう。
それは、現の嘉田知事ではなくて前の国松知事の時代のこと、もう10年以上前だろうか、やはりこの生協連の会合で、国松知事が全員に挨拶をして回っていた時のことである。

国松知事は、共産党以外の全党相乗りの知事だったから、可能な場合、大抵の会議に出席した。そして、その会合の性格で出席者の素性(支持政党)が確認できる。
国松知事とは、それ以前から面識があった関係で、私が、当会合に出ているコトに驚いて、
知事「あれっ? なんでアンタが、こんなトコに居るんや?」つい本音が出てしまった。

幸い、この会話は他に漏れなかったら良かったものの、【こんなトコ(場所)】とは、至って面白い表現である。この表現をされた根拠は、それなりに理解できるから、「コンナトコとは、何事やー」などと私は噛み付いたりはしない。思うに国松さんの中で、私は保守の色分けであったのだろう。

政治の世界では「ガラガラポンで政党の組み替え」と良く言われるが、個人の中では、頻繁にガラガラポンがあって良いと私は考える。
出来事や問題に、何党的な解決方法は難しい。寧ろ、党派に縛られると、見えなくなってしまうことが多々ある。そんなことより、もっと柔軟な思考、柔軟な人間関係でもって、絶えず自分の頭をガラガラポンできる環境づくりが望ましいと私は考える。

「あんた、何党?」
「僕は、僕党」でよい。
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