秘密

今日は、弁理士さんと面談した。
かねてより作りこんでいたコックピットであるが、いよいよ特許申請する運びとなった。

コンセプトも煮詰まり、試作品も出来上がったから、
「ほれ!! こんなのだよ～。」と写真をアップしたい私なのだが、
弁理士さん曰く「もう２週間ほど、秘密にして下さい。」
と、言うコトで、もう少し我慢する。、

さて、秘密であるが、
黙っているのは、結構、辛いものがある。

「あのなぁー、未だ、誰にも言って貰っては困るんやが、」から始まり、
「絶対、秘密を守ってくれよ。実はな、･･･」と、少し声をひそめて話すのは、なんともワクワクと楽しい限りである。

だから、会社に来る人間には、こんな調子で、特許の試作品を見せては、喋っている。
しかし、流石にネットで話すのは、『どうしたもんだろう？』と、戸惑ってしまう。
特許と言うものは、新規性がモノを言い、【周知の事実】であってはならない。だから、もう暫く日記に書くのは、我慢することにする。

上記の案件ほど秘密ではないが、もう一つ、取り組んでいるのは、リサイクルである。
寝具のリサイクルであるが、予てより、羽毛、もめん綿、そしてマットレスのリサイクルを高島屋デパートさんに提案して来た。

すると、先日高島屋さんから電話があり、
「羽毛、もめん綿は、他社でも出来るが、マットレスが出来るところは無い。だから、この件で、話がしたい。」とのこと。

現在、粗大ゴミのワースト１は、フトンとマットレスである。
「環境を大事に!!」と言いながら、実際には、掛け声ばかりで、なかなか動かない。
それを、高島屋さんが率先してするなら、高島屋さんの企業イメージも上がるだろうし、寝具のリサイクルも前進するだろう、と思える。
更に、マットレス（ウレタン）のリサイクルが、全国に先駆けて始めるのだから、社会的にも意義がある、と言うもんだ。

これまでの製品の様に、大量に作って、大量に売るのと違うから、儲かる代物ではないし、また、これに関しては、特許と言う訳には行かない。
大儲けには、程遠い仕事だが、この時代、仕事を続けられるだけで、儲けもの、なのだ。
そこに、やる意味、意義があるのだから、頑張らねば!! である。