花泥棒が逮捕され、２社から取材を受ける

「花泥棒が逮捕され、明日、テレビ放映される。」時間が許せば、ご覧あれ。
放映日は、10月16日(月曜日)の朝8時からで、
番組名は、フジテレビ：小倉アナ【とくダネ】とテレビ朝日：羽鳥アナの【モーニングショー】だ。

私は被害者として、一昨日と本日に取材を受けたのであるが、逮捕となれば、ダメージの大きさから言うと、果たしてどちらが被害者なのかとも、思ってしまう。

盗難されたのは花と植木鉢で、10年以上に渡って被害を受けて来た。あまりにも頻繁に続いたこともあり、6月に被害届を警察に提出し、今回の逮捕に結びついた訳で、3か月以上も地道な捜査活動を続けられた警察には、敬意を表したい。

 

さて、花泥棒と言うのは、強盗とか殺人等の凶悪犯罪ではなく、また、政治家の汚職や政務調査費の着服等の権力の傘を借りたものでもない。これらの犯罪は、普通に社会生活を送っている私たち一般人には、身近な出来事だと感じないし、また、公金横領も、そんな特権のない私たちには縁がない話であり、他人事としか思えない。ところが、花泥棒となれば、誰もが簡単に出来る犯罪である故に、その分、闇が深いと私は思う。

「三人寄せれば、その内の二人は泥棒の気がある、更に、泥棒をしない残りの一人は、泥棒が割に合わないことを知っているからしないだけ。」とは、昔からの格言だ。
盗みがなぜ発生するのかについて私が思うのは、1つは、人間に所有の観念が芽生えて未だ久しいこと。2つに、どうして自分が欲しいモノを持てないのだ？の疑問に対して明解な答えがない。
「モーセの十戒」に盗んではいけない、とあるが、それは盗みが多かった裏返しでもある。
終戦後に、闇米を買わずに餓死された判事の話しは有名であるが、モノと心が豊かでなければ、解決しないと思う。

私の住む安土は、昔から、誰もが家に鍵をかけない程の治安の良い町である。
今回、残念な事件が起こってしまったのであるが、やはり、そんな良い街であり続けて欲しいと願っている。