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コミセン問題に迫る不穏な影 (百年の問題) [コミセン問題]

安土小学校の移転も含まれたコミセン問題に、今、不穏な影が迫っている。

 

本来、小学校の移転ともなれば、住民の合意形成が最優先されるべき筈であるが、多くの疑問があるにも拘わらず、どうも強引に推し進められようとしていると思わざるを得ない。

 

疑問を挙げると

 

     
なぜ、急に一体型の議論が持ち上がったのか?

     
小学校の移転の是非について、充分な議論がなされたのか?

     
そもそも湿地帯であり、水捌けの悪いアソコの土地が、どの様な理由で選出されたのか?

     
アソコの土地が、果たして小学校に適しているかどうかの調査がなされたのか?

     
新地の買い上げ、田んぼの造成、新建設の財源の根拠はあるのか?

     
安土駅前の一等地にあるところの現在の小学校・公民館・幼稚園が、移転の後に、売却されてしまうのでないのか?

普通に考えるならば、先ずは、現在の小学校の土地を買い増しからが順当と思われるものを、どうしていきなりアソコなのかが分からない。

そもそも、準備委員会が設けられた時からアソコに結論ありきではなかったのかと思われてしまう。

 

住民合意にほど遠く、多くの疑問に答えられないまま、また小学校の地元である常楽寺が反対であるにも拘わらず、ここに来て、どうも、安土学区自治連合会長並びに安土学区まちづくり協議会長は、コミセン問題を押し切ろうとする気配が見て取れる。

 

小学校なりコミセンなりが移転され、新築されるとなれば、少なくても百年先まで将来像を見通してのプロジェクトであり、多くの住民の意見を取り入れた上での合意形成が最低条件であるものを、なぜ、強引に進める必要があるのか理解に苦しむ。

 

住民説明会では、自治連合会は、単なる市長の下請け団体なのでは?との指摘もあったが、現在、強引に進めようとしている方々の殆どは、市長の後援会の面々であると思われてしようがない。

 

コミセン問題については、田舎の選挙の様に進めてはいけない。なぜなら、選挙の場合は、4年毎に見直しが出来るが、これは、百年単位の事案であるからだ。選挙の場合の責任の取り方は、次の選挙でやり直しが効くが、百年の事案は、やり直しが効かない。

 

だから、この問題は、後援会とか、政党とかの田舎の選挙の枠組みや、個人の利権・利害を離れて、百年の責任を感じつつ論じるべし、と私は考える。

 

これらは全て、単に私の取り越し苦労であるのなら、良いのだが、どうも雲行きが怪しいと私には思われる。


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コメント 6

安土仮面

この件に関して、町中では「そんな話、始めから決まってんのとちがうんか?後ろに不動産屋がおって、一等地の安土小の後を安う買うって聞いたことあるで。」という噂話がしきりに聞こえてくる。「いくら反対や言うても、いずれは押し切るつもりなんやろ。まともに議論してても甲斐がないわなあ。」こんな話が実しやかに流れていることを、まち協や自治連は知っていて進めているのだろうか。
by 安土仮面 (2015-12-16 15:45) 

camus55

「そんな話、始めから決まってんのとちがうんか?」については、私も良く聞きました。
「まち協や自治連」は、知っていて進めているというよりは、今や推進本部の役割を果たすべく、先頭に立って行動しているのでないでしょうか。
私をコミセン委員長にしたのは、イエスマンではない私を委員長にすれば、なんとか取り込めるのでは?、との観測があっての事なのでしょうが、そうはいたしません。
私は、なんでも反対ではありませんが、この問題は、安土の100年の将来が掛かっているのですから、しっかりと議論する必要があります。
市長の息が掛かっている面々が、何の見返りを期待しているのか解りませんが、少なくても公職にあるものは、自分の利害よりは安土の将来を議論し、語って貰いたいものです。
議員、区長、会長、理事長等々の役割は、誰に仕えるのか明確にして欲しいものです。
単に、安土に金が落ちて、新しい箱モノが出来れば良い、というのではない筈です。
今回の金は、何億では済まずに、何十億円の話しであり、それらは税金で支払われます。
蜜のあるところに蟻は群がると言いますが、大金に群がるのはどんな蟻なんでしょうかね。
by camus55 (2015-12-16 17:38) 

小町娘

 今から3年前、信長まつりの頃、外堀で運行されてる和船に乗りました。その時に船頭をされていた方が「ようく見ておいてくださいね。この景色が見られるのはこれが最後ですから。」とおっしゃたのを覚えています。その時は何のことを言っておられるのか分らなかったのですが、今から思うと、外堀から見える田んぼに大きな建物ができる、ということだったんですね。と言うことは、3年前にはあの場所に大きな建物ができるということを、知っている方は知っておられたんですよね。ある人に聞くと、田んぼを田んぼとして売るのと、公共施設として公に買い上げていただくのでは100倍近く値段が変わるから、それを待ってる人はたくさんおられるのだ、という話も聞きました。もし、市長さんの後援会の人の土地がその場所にあったら、市長さんは感謝されるでしょうね。森の獅子さんが言うような本当のまちづくりとはかけ離れた、自分たちの損得だけでこうした大きなプロジェクトが進むのなら、まちの未来はないような気がしてなりません。
by 小町娘 (2015-12-16 19:18) 

camus55

小町娘さん こんにちは。和船に乗って頂いたんですか、ありがとうございます。
もう30年ちかく昔ですが、安土塾で細谷卓爾氏を迎えて講演会を開いたことを思い出しました。細谷氏は冒頭に、「日本には天下城(日本を統治した城)は3つあって、それは、安土城、大阪城、江戸城です。江戸は、今に政治の中心都市「東京」を残し、大阪は今に商業都市「大阪」を残しています。では、安土は、今に何を残しているのでしょう?」と聴衆に問いかけました。静まりかえった会場に、細谷氏は、「それは、田んぼであり、山や川であり、自然であり、歴史文化と言った環境を残しているのです。」と続けられました。
安土山を臨む田んぼのある風景はとても綺麗で、大事にしないといけませんね。そんな訳で、安土には風景条例が制定されています。
昨日、たまたま大中の専業農家さんと話していて、この頃は米価が下がり、維持管理費すら出難い状態だと聞きました。農政は農家だけでなく、国の問題として考えていく必要性を感じます。でも、公共事業として農地の買上げは、この類ではありませんね。
本来ならば、市長なり議員が「まちの未来のありよう」を熱く語って頂きたいのですが、現状はどうなんでしょう。行政のチェック機能を果たす筈の議会も、市長の言いなりでは、なんとも情けなく感じます。市長に従うとか従わないとか、勝ち負けとか、無理強いでも通すとか通さないではなく、まちの未来をじっくり議論して、新しい価値の創造に向けて進みたいものです。

by camus55 (2015-12-17 12:53) 

大島正子

街づくりを住民の意識で高めることはもはや「理想論」に終わってしまうのでしょうか?利権がらみの田舎くさいベタな話ばかりで残念です。

「安土」の将来像を十分に熟慮された構想が築かれることを心より切望します。
by 大島正子 (2015-12-17 13:14) 

camus55

只今、その2を書きました。

明後日の19日に、誰がどの様に利権がらみなのか、また、誰が市長に媚びて発言するのか、はっきりすると思います。
前回、西の湖ステーションでの住民説明会で出た意見は、反対意見が殆どでした。それにも拘らず、強引に進めれば、利権がらみととられても致し方ないでしょう。

欲得の世界は諦めも肝要ですが、理想なり「まちづくり」に諦めはありません。
by camus55 (2015-12-17 13:45) 

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