SSブログ

今どきの男は・・・・。

昨夜、大学教授と話し、懇談の場でアレコレと世間話へと広がった訳だが、その一つの、「最近の学生は、勉強をしない。」に盛り上がった。

特に、男子が悪い。
これは、学業に留まらず仕事においても感じることで、男子の学業・仕事に対する意欲の減退を、心配をしている。

「今の若いもんは、」と言い出すと、「もう年寄りの仲間入り、」
と言われるだろうが、それも「先達の役割」だと、私は理解している。

教授が言うには、
「昔は、真空管の白黒テレビの時代だったんですよ。
その中で学生は、頑張って追い越しは無理としても、理解するべく懸命に勉強し、社会に巣立ったものです。
それがどうでしょう。今や、液晶・薄型テレビの時代で、技術の進歩は目覚ましい。
これだけ技術が進んでいて、学ばねばならないことが昔と比べて格段に増えいてるのに拘らず、週休2日制で、授業時間が足らないばかりか、学習意欲も減退している。
それが証拠に、昔の工業高校の就職ガイダンスが、今の大学工学部のガイダンスになっている始末。」

そう言えば、この前、お亡くなりになった内藤教授も、良く似たことを言って居られた。
氏が、東京工業大学で建築学の教授をされていた時代に、「ゼミの上澄み(トップレベル)の学生は、東南アジアからの留学生ばかりで、日本人の学生は、全く勉強しない。ですから、将来の日本は、とんでもないことになりますよ。」

この話を、昨夜、話したところ、更に悲惨で、
「そのトップレベルとされる海外の留学生の話しですが、実は、母国では、二流の学生なんです。二流の学生しか、日本に留学しない。一流の学生は、アメリカに行くんですよ。ですから、日本人が将来にノーベル賞をとれることなんか、難しいといわれるてますね。」

この会話は、50歳の教授、62歳の私、それと84歳の現役社長。

私に関して言えば、滅多なことでは勉強が好きとは言わなかったものの、それでも、やるべきことは、それなりにした。
仕事に関しても、恥ずかしさもあって、とても仕事好きとは言えなかったものの、この年になって、よくよく考えてみると、実は私、遊びの何十倍も、仕事が好きなのである。

これまでは、格好をつけてか、斜交いに構えてか、またまたこっ恥ずかしいのか、学問が好きとか仕事が好きとか言わなかったが、こんな世相では、そうも言っていられない、のが正直な感覚である。

私「これからの日本は、女性と、年寄りの時代だと思いますよ。」

私の会社では、女性は、みんな労働意欲が旺盛で、ほんとうに良く頑張る。オリンピックでも女性が頑張っているし。
それは、これまで女性が、充分に、適正に評価して貰えなかった時代が長く続いたから、仕事にたいする餓え、みたいなものが女性にはある。
それに反して男の場合は、「男は、仕事をせねばならない。一家の柱や。」との義務感が先行してしまって、そのプレッシャーに負けてしまう、押しつぶされてしまう、萎えてしまう、みたい精神状態からあらゆるポテンツが落ち込み、その結果、いわゆる草食化してしまう。

私は、常々思うのは、
世の中の進歩とか、発明とかは、不満、不服、餓え、不安等の負の感覚をなんとか払拭し、改良・改善・改革に意欲を燃やす結果であり、それが、ひいては社会なり人類なりへの貢献に繋がり、個人的には、生甲斐に繋がる。

何の不自由なく育ち、何でも与えられる環境で育った子どもは、たいていは「阿呆ボン」になる。

その点、女性は、まだまだ社会的評価が低く、年寄りは、死を前にして、否応なしに、やり残した不安に直面しているのだから、自然と意欲が増す。

私の場合、あと20年は仕事をし、納税の義務を、しっかり果たそうと思う。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。