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ベスト・オブ・トレたま [みのむしふとん]

ワールドビジネスサテライトという番組で「みのむしふとん」が紹介されたのが、2001年4月9日。

そして本日、番組が3000回を迎えるという事で、この12年間に放送された中から15作品をノミネートし、人気投票が行われることになり、私の開発した「みのむしふとん」がノミネートされました。

更に投票の結果、上位3作品の入賞者にはTV出演のご褒美まで用意されていると云うんですから、びっくりです。
そこで日記をご覧頂いてる皆様には、是非是非、投票をお願いしたいのです。

投票期間は、4月15日~22日(金)まで。

<a href=http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/toretama3000/index.html?movid=20010409>投票は、こちらから。</a>

よろしくお願いします!!

=「みのむしふとん」の誕生秘話 =

それは、阪神大震災まで遡ります。
安土救援隊を組織して、本宮第二小学校へ炊き出しに行った時のことです。
ちょうど今の東日本大震災の光景の様な、あたり一面が焼け野原状態で、なんとも悲惨でしたが、私は、ただただ唖然とするばかりで、現実のものとは思えませんでした。
今思うと、その情景を置き換えるべきモノ(気持ちとか情感と云ったものでしょうか?)が、私の心に内在していない為に、気持ちが付いていかなかったのです。ですから私は、現実味が無く、まるで映画のセットを見ているような感覚でしかなかったのです。

そんな私が体育館へ行き、被災者の皆さんが寝起きしておられる姿を見た時、初めて胸が潰れるほどの悲しさと悔しさに襲われ、泣いてしまいました。

『あの時の悲しさと悔しさは何だったんだろう?』と、あの日以来ずっと引き摺りました。

それは、だだっ広い体育館に所狭しと並べられた災害用の毛布や布団と何百人の被災者の方々。
そこには安眠どころか微塵の癒しすらも感じられませんでした。

悔しさとは、私が布団屋として、こんな布団しか作って来られなかったと云う懺悔に近い悔しさです。

そもそも布団は【癒し】でなければならない。
蚕の繭とか蓑虫のミノとか、自然界の生き物の方が格段に優しさに包まれて眠っている。
どうして、人間界の布団は、何百年もの間、ずっと四角なんだろう?
そんな自問自答の末に誕生したのが、この「みのむしふとん」なのです。

そして今、東北の惨状をテレビが映し出しています。
やっぱり、体育館の情景を見る度に胸が潰れます。
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