SSブログ

京都工芸繊維大学の加藤研究室 [みのむしふとん]

<Img Src="http://www.watase.co.jp/cgi/view6/viewdata/197.gif" Align="left" Hspace="20" Vspace="20">12年振りの再会だった。

写真右から、小寺君、荒木さん、渡辺君。
彼等は京都工芸繊維大学の加藤研究室の同期で、卒業して12年だから、みんな30代。もちろん、私は30代じゃないが、一緒に【ふとん博物館】を作り上げた仲だから、仲間なのだ。

彼らとの出会いは、平成10年にコットンボールを建てた時に【ふとん博物館】を新設したいと思い立ち、加藤力教授を訪ねた時が始まりだ。
加藤教授は建築学部造形工学科の先生で、雑誌に寝具に付いての論文が掲載されていた関係で、お名前を知るに及び、押し掛けた次第である。

当時は、カーナビもなかったから地図を頼りに京都工芸繊維大学を探し、ようやく研究室に辿り着き、
「あのぅ、僕は布団屋なんですが、【ふとん博物館】を作りたいと思ってお邪魔しました。」なんて挨拶から始めたと思う。

「へぇー、ふとん博物館ですか? どのようなイメージをお持ちですか。」みたいな質問に、
「隣の工場では布団を作っているんです。その作業風景が、博物館のガラス越しで見える様にしたんですよ。
安土小学校の子どもたちが工場見学に来るのですが、もっと丁寧な説明が出来たら、と思っていたんです。
見学だけじゃなくって、実際に座布団を作ってみるとか、寝具の歴史や睡眠に付いての学習も出来る様な、そんな博物館にしたいのです。」など、色々と抱負を述べた。
初対面で、いきなり押し掛けてのお願いだから、結構、熱っぽく語ったと記憶しているが、それが功を奏したのか、「やってみましょうか!!」と引き受けて頂けた。
そこで紹介して貰ったのが、当時の加藤研究室のゼミ員5名で、先生と私を含めた7名が、6か月ほどかけて完成した次第である。ちなみに、「みのむしふとん」は、この2年後に作り上げ、加藤先生には色々とお世話になった。

しかし12年も経って、わざわざ訪ねて貰えるなんて、とても嬉しかった。

学生だった彼等も、みんな社会人で、手土産なんかも頂けた。
「日本一美味い炒飯を御馳走するよ。」と中華を食べ、よく喋り、よく笑い、楽しい時間を過ごした。

別れ際に彼等、「社長、十軒長屋を作られたら呼んで下さいね。」
私「おう。」

「なに、十軒長屋?」とお思いでしょうが、それはまた別のお話。
nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。