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アタクスショップ最終 (その1) [みのむしふとん]

ちょうど10年前の平成10年に、アクタスと取引き契約書を交わし、本日、契約を終了した。10年一昔、とはよく言うが、過ぎてみれば、それなりの感慨もある。

当初、布団博物館の予定で建てた「コットンボール」であるが、社員から「アクタス・ショップをしてみたい!!」との要望を受け、急遽、予定を変更して、家具と雑貨の販売となった。

当時、「アクタスって、なんや?」と、その会社の名前さえ知らない私であったが、『まあ~、インテリアや家具などの勉強もして、生活全般の提案をするのも、良かろう。』と、アクタスへ電話した。
相手が、どの様な会社なのかも知らず、イキナリ電話をするのだから、無謀極まりない。

今も、そうだが、当時も、アタクスショップは、それなりに人口の多い都市にあり、店舗も大きくて、家具屋さんの経験者ばかりである。
それは、人口1万2千人の田舎で、しかも布団屋さんが「したい」と言うのだから、アクタスも戸惑ったらしい。
最初に、アクタスの社員Mが事情を聞きに来て、日を置いて、上司であるところの出店の責任者Kと共に、来社された。

後日談であるが、この日は、「丁重にお断りしよう。」と決めての来社であったはずが、
K氏「それでは、頑張りましょうか!!」となり、
M氏『えっ?? なんで・・・・。、』であったらしい。

先日、K氏とM氏と会食した際にも、この話になり、
K氏「いや、ほんとに、そうなんですよ。お断りに行った筈なのに、社長と3時間も話している内に、だんだんと頭がぼんやりして来て、なんか、出来そうな気がして来たんです。はい、催眠術にかかったみたいなもんですよ。」と、大笑い。

アクタスショップを閉めるに当たっては、お客さんから、「どうして!! とっても残念やわー。」と、惜しまれつつであるが、「ごめんねー。本業も忙しくなって、手が回らんのよ。」と、謝っている。

採算の面では、やはり地域の規模もあり、儲かりはしないが、アクタスのデザイン性とかテイストなんかは、私にも社員にも、大いにプラスになった。
今思えば、「みのむしふとん」を開発したのが、アクタスと取引きを始めて3年目だから、アクタスショップとの出会いがあって視野が広まったのかも知れない。

(下へ続く)
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